クレアブログ

のあちゃん闘病日記【治療の選択肢に輸血がない】

骨髄の検査に出してからはすぐに免疫抑制剤のステロイドとセルセプトを始めました。
検査結果を待たずに治療を行っている理由はただひとつ。
のあの貧血のスピードが早い事と、のあには輸血を行うという選択肢がなかったからです。
輸血を行うことができない理由は、のあが大型犬である事(血液が大量に必要です)、
そして、供血犬(あいはる)の血液は血液の病気で困っている患者様のために提供するべきで、
自分たちの犬を助ける為に使ってはいけないという倫理観からです。

のあに輸血を行おうと思うと、大量の血液が必要となり、あいはるにも負担がかかります。
また、一度に大量に血液を抜いてしまうと、約2ヶ月ほど次の輸血が行えなくなるため、
総合的に判断をしてのあには輸血を行わないという決断に至りました。

輸血を行わないということは、一刻も早く治療を行い、これ以上貧血を進行させないことが
最優先でした。ちなみに、一般的にはHCTが15%をきるであれば輸血の必要性が出てきます。
そして、HCT10%をきると死に至る可能性が非常に高くなります。

検査結果が出るには約1週間を要します。そのあとから治療を行っていては、薬の効果を
待っている間に貧血で亡くなってしまう可能性が高く、十分な治療ができないと判断しました。

次の検査結果を見てもらえれば、貧血の病気がいかにスピード感を持って治療しないと
助からない非常に危険な病気だと分かっていただけるかと思います。。。。

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