クレアブログ

【院長ブログ】本物のセカンドオピニオンとは➁

前回の続きです。。。

動物診療の現状は、人の病院に近づいてきているように思います。
リスクのある症例は、より大きな病院を紹介されていくという流れです。
その流れ自体を否定するつもりはありません。ただ、時間にゆとりがあり、
ペットの為に遠くまで通って、長い待ち時間を使えるオーナー様ばかりではないと思います。

それに、いつもの先生が手術や入院や検査を行ってくれることは、
オーナー様のご不安を解消するという意味で大きいと思っています。

この様な理由から、我々はほとんどの外科と内科の症例を自分たちで治療することを選択しています。

それが苦しいときもありますし、大変なことも分かっていますが、
それこそが我々の存在意義であると考え、戦い続けています。
僕の求める理想のセカンドオピニオンは、このような努力と戦いの先にしかないと思っています。
自分たちで治療をしたことの無い病気が、本当の意味で理解できるのでしょうか?
自分たちで手術したことの無い手術の術式をきちんと説明できるでしょうか?
CTやMRI検査を実際に行い、自分で読影したことの無い人に本当の検査の意義が説明できるでしょうか?
また逆に専門性が高いために、現実的ではない検査や治療を提案されたり、
頭から他の治療の選択肢を否定されることもあるように見受けられます。

例えば、安楽死や声帯切除、そもそも治療をしないなどの選択肢を否定する先生もおられます。
人それぞれに価値観があり、色々な要望があってもよいと思いますし、
飼い主さんが真剣に考えて出された答えなら、その答えは尊重されるべきと思っています。
当院は全て自分たちで治療や検査や手術をすることで、本の上だけでない多くの生の知識を得ることにより、
より現実に沿った的確なセカンドオピニオンを提供しています。
この様なセカンドピニオンは、なかなかできるものではないと思います。
これこそが我々の求める、本物のセカンドオピニオンであり、今後も精進していく必要があると考えています。
「全てはより多くの動物の命と、オーナー様の心を救えるように」これが我々の願いです。

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