【院長ブログ】我々の仕事のモチベーション
まだまだ暑い日が続きますね。
今週からは少し寒くなるようですので、みなさんもお体にお気をつけてくださいね。
さて、今日のテーマは、仕事のモチベーションについてです。
「一生懸命に治療をしていても、動物が亡くなることがありますよね。
そんな時に辛くて、しんどくなりませんか?モチベーションを維持するのが大変ではありませんか?」。
この職業についてから時々このような質問を受けることがあります。
確かに、我々の仕事は死と隣り合わせですし、精神的にもきついなと思うことも多くあります。
懸命に治療しても、思うようにいかないこともありますし、
懸命の治療にも関わらず亡くなってしまうこともあります。
こんな時は、本当に申し訳ないと思います。
オーナーさんは助けてほしいと思って当院に来られますので、
例え手を尽くしたとしても、やはり亡くなってしまうと辛く申し訳ない気持ちになります。
ただ、最近私はそこでモチベーションの低下はしないようになりました。
色々な経験を通して、私の治療の最終目的が変わってきたのかもしれません。
では今の最終目的は何かと言うと、
「どんな形の最後であれ、オーナーさんに満足してもらうこと。」です。
我々人間を含めて生物は、必ず死にます。
それは避けられない事実です。その時に大切になることは、
残される家族の気持ちではないかと思います。
残されるご家族の気持ちが少しでも早く癒されるためには、
病気の原因追及や治療がきっちりとなされて、その治療に納得がいくことが大切なように思います。
そういう意味で、当院はオーナーさんがしたいと思う検査や治療はリスクを背負っても、
納得いくまでお付き合いさせていただいています。
このことはオーナーさんの納得もさることながら、我々の納得にもつながり、
これがモチベーションを保つエネルギーになっています。
これからも、オーナーさんの納得が得られるように努力し続けたいと思っています。
※今回の写真はモチベーションなんて言葉がとっても似合わない、
マイペース自由気ままな新一君でお送りいたしました(笑)