入院管理

我々は、動物になるべくストレスを与えないことと、オーナー様の不安を取り除くことが、最良の治療を行う上でとても重要なことだと考えています。
そのため、オーナー様と動物の気持ちを最優先に考えた治療と看護を行うために、以下の三点に配慮した入院管理を心掛けています。

“見える化”を目指した入院管理

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当院の一般的な入院風景です。
治療に必要な機械はもちろん、ミスを防止するために、誰が見ても分かるよう工夫した入院犬舎づくりに努めています。

また、猫ちゃんや恐がりなワンちゃんには、周りの音が聞こえにくい扉を使用するなど、なるべくストレスがかからないように配慮しています。

輸液ポンプ

輸液ポンプ

血管に、電解質などが調整された液を流す時に使用します。
これにより脱水を補正したり、電解質のバランスを整えたりします。

微量点滴器

微量点滴器

通常の点滴とは別にごく少量の薬剤を持続的に投与するときに使用します。

ホワイトボード

ホワイトボード

入院動物のその日の検査・処置内容等を細かく記入しています。
これにより投薬や処置等のミスを、発生させないように努めています。

名札

名札

写真入りの名札を使用することで動物の取り違え等の防止に努めています。

丁寧な入院管理

入院中の1日の流れ

  • 朝処置(体重、体温、聴診、全身チェック、食事、投薬etc)
  • 必要に応じた検査の実施
  • 検査結果をもとに朝のミーティング
  • 昼処置(体重、体温、聴診、全身チェック、食事、投薬etc)
  • 夜処置(体重、体温、聴診、全身チェック、食事、投薬etc)
  • ミーティング(報告会)

我々は、動物が入院する時点で退院を見据えた今後の治療計画、看護計画、退院までの道のりを考えます。
入院中は、必要な検査により治療に対する反応を確認しながら、動物の全身状態を注意深く観察し、現状を総合的に判断することで、よりよい治療を目指しています。

朝・昼・夜の全体処置

入院動物の細かな状態の変化にいち早く気付き、治療を行うため、1日3回の体調チェックを含めた処置(入院動物の病状により増すこともあります)を行っています。

一日2回のミーティング

ミーティングを行うことで、他のスタッフとの連携や、翌日以降の治療計画や看護計画を、全スタッフで話し合い共有することで、最良の治療を行うことを努めています。

安心していただける入院管理

当院では、オーナー様に少しでも安心した気持ちでお預けいただけるような入院管理を目指しています。

1.入院記録の記入

入院管理表入院記録表に検査、処置、投薬内容などを細かく記載し、オーナー様にお渡しするようにしています。
治療内容以外にも入院中の行動なども書いています。

2.院内カメラ

ICUと犬舎の前にカメラが設置されています。
夜間はカメラにて、全スタッフが入院動物の状態を随時確認しています。
異変があった時はすぐに対応するようにしています。病状が重篤な場合には、獣医師が泊まりで対応しています。

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3.状態の報告

面会に来れないオーナー様にご安心いただくために、お電話にて入院動物の状態、経過報告をさせていただきます。