あいちゃんの良いこと悪いこと

こんにちは、クレア動物病院の小原です。
最近は朝晩が寒くなってきてようやく長かった夏も終わりを迎えたな～と
思っていたら、もう気づけば今年も残り２か月"(-""-)"
え！？もう今年も終わりなの！？と、時の速さについていけていない私です。

さて、今日は久しぶりに院内犬のお話をしようかと思います。
変わらずみんな元気で毎日毎日走り回っています！！
あいちゃんは去年から徐々に後ろ足が滑りやすくなってきたので、試しに靴を履かせてみました！
意外や意外！とっても歩きやすい様子で、今まで以上に走り回っていて
元気いっぱいになっています!(^^)!

もともとすごく神経質な性格なので、靴なんて絶対に許容してくれないだろうなと
思っていたので、自分に必要なことが分かるのでしょうか？
全く嫌がることなく履いていて、とても嬉しい気分になりました！

悪いことは、後ろ足の膝のあたりに腫瘍らしきものが出来、
手術で取り除いたら、肥満細胞腫という癌でした！
見つけた時から、嫌な予感がするな～とは思っていましたがやはり嫌なものでした。
肥満細胞腫は再発率がとても高く、かなり大きめに切除しなければならないのですが、
膝という場所の問題もありなかなかそれも厳しい。。。
今後は投薬の抗がん剤で再発を抑えることが出来ればと思っていますが、
敵はそう甘くはないので、局所再発、転移なども覚悟しなくてはなぁと。
とはいえ彼女は大型犬の１３歳。立派にご長寿です。
今後は彼女の尊厳を守ってあげられる余生にしたいなと思っているので
１日でも元気に、走ってご飯が食べられることを第一目標に治療を進めていこうと思っています。

私事ですが、３年前ののあちゃんと別で去年今年と立て続けに飼っていた猫ちゃんを病気で亡くしました。
飼っている数だけ見送るのは覚悟の上でしたが、毎回落ち込んだり、闘病をサポートするには
並大抵の精神力ではやっていけないなとつくづく痛感いたしました。
なので、今は少し力を抜いた状態で（これが良いのかはまだ自問自答中ですが）
あいちゃんにとって良い生き方と、あくまであいちゃんもスタッフなので他のスタッフの負担になりすぎないよう
その時々のベストを見つけて行きたいなと思っています！

まずは手術痕が無事に治ること、その次に快適な生活が送れること、
あわよくば一緒に年が越せるといいなぁとは思っていますが、欲張りすぎず、
１日１日大切に過ごしたいと思います。
あいちゃんは、初代供血犬ということもあり、たくさんの方に愛してもらっていた子です。
たくさんの方々に愛情を頂いて今のあの子がいると思っています。
なので少し悲しいご報告となりましたが正直にブログに書かせていただきました。
とはいえ、今のところ体調不良などは一切起きていないので、
今日も元気に走り回っているあいちゃんでした。