【院長ブログ】ワクチンて・・・①
最近、朝晩が涼しくなってきましたね。
ベランダのプランターで育てているルッコラとミニキャロットも芽が出てきて順調に大きくなっています。
今年はサンマとマスカットはお手頃で美味しいですね。秋を感じる日々が続いています。
いまから栗や柿、何よりも新米が楽しみです。食いしん坊の僕には最高の季節です。
そういえば、供血犬のハルちゃんも、最近急にぽっちゃりして、なんか可愛くなっています(笑)。
さて今回のテーマは、ずばりワクチンです。
ワクチンに関しては賛否両論で色々なご意見や質問を頂きます。
そこで、私の思う今の科学の見地で一番王道と考えられることを話そうと思います。
私の書くことが全て正しいとは思いませんが、私の意見として書いてみようと思います。
まず、生後6-8週で1度目を接種します。その後1カ月おきに2回追加接種します(合計3回)。
その後は1年後に再度1回(4回目)を接種し、その後は2~3年毎に接種していくというのが、教科書や世界的な基準の様です。
私もこの意見に賛成です。ただし狂犬病については狂犬病予防法がありますので、1年毎に必ず接種する必要があります。
ここでまず一つ目の質問がきます。
そもそも予防接種は意味が無いのではないかという疑問です。私はいつも科学的にものを判断するようにしています。
感染症の歴史を考えた時に、狂犬病は日本で撲滅することが出来ました。これは島国で国境からの侵入が無いからです。
同じ理由で、ハワイも狂犬病はありません(因みにアメリカ本土はあります)。
世界の年間の狂犬病による死者数は3万5000人程度と、かなりの人数が亡くなっています。しかも死亡率は100%です。
この様な恐ろしい病気が日本で駆逐できた理由は、どのように理由をつけてもワクチン接種に他なりません。
同様に、人間の日本脳炎やポリオなどもワクチンのおかげで駆逐できた感染症です。
これらの現実に基づけば、やはりワクチンに意味が無いとは思えません。
確かにワクチンの副作用はあります。
例えば狂犬病の予防接種によると考えられる副作用は10万頭に1頭以下、
混合ワクチンの場合は10万頭に3頭程度となっています。
勿論低いので問題ないという気はありませんが、ワクチンによるメリット(病気の発症や重篤化を予防する)と比較すれば、
十分に許容できる範囲の副作用と考えます。人のコロナのワクチンに関して、色々な考えが出ています。
このコロナのワクチンは確かに今までのワクチンと全く違う方法で生成されていますし、
接種した人と接種していない人のその後のコロナの感染率や重症化の率が情報としてあまり発信されていませんので、
判断が難しいと思います。ですからコロナワクチンに関しては、私はどちらの立場でもありません。
ただ、コロナのワクチンの接種が無ければ、
日本人の国民性から考えてマスクの着用などの感染症対策がどこまで続いたのかと想像すると、それも少し怖くはあります。
つづく・・・


