クレアブログ

あいちゃんと私の最近

こんにちは、クレア動物病院の小原です。
フィラリアのシーズンが少しずつ落ち着いてきてようやく久々のブログ更新が出来ました。
今日は久々にあいちゃんの近況を書かせて頂こうかと思います。

前回の時に足が大分弱ってきました!とご報告をしていたかと思うのですが
あれ以降、有難い事に進行せずに現状維持で何とか自由に動き回っています。
多くの患者様にあいちゃんや私の事を心配をしていただき、その節は有難うございました。

病院の人手不足や繁忙期も重なり、今年に入ってからはずーっとバタバタと余裕のない日が
続いていることもあり、あいちゃんのちょっとした失敗や性格の違いにあれ?と思うことも増えてきて
どうしてこんなにあいちゃんにだけイライラしてしまうのだろう?と自問自答する日々がありました。

あいちゃんは元々とても綺麗好きで神経質で言ったことをほぼ全て理解できる頭の良い子です(親バカです)
供血犬としてだけではなく、まだ何もできなかった新米の私と同期として一緒に切磋琢磨してきた仲でもあり、
はるを筆頭に下の供血犬達も全てあいちゃんの力を借りながら、育ててきました。
そのお陰も大きく、我が家はドーベルマンって難しい犬種か?と頭を傾げるほど、穏やかな性格で
皆仲良く喧嘩やトラブルが起きることもなく共存して暮らしています。

そんな存在のあいちゃんが排泄物を毎日のように踏んだり、ダメと言われる行動をしたり、
自分の足の悪さを理解せずに元気に走り回りすぎて、危ない!となる場面も多々あり、
老化としてはあたり前の行動ですし、そんな子も沢山お世話をしてきて、介護やお世話が好きな私が
どうしてこんなにあいちゃんにだけイライラするのだろう?はるやダノンが同じことしても気にもならない。
なぜあいちゃんにだけ?と、とても悩みました。

悩んだ結果、私はあいちゃんと今まで以上に多くの時間を過ごし、あいちゃんの行動を理解してみました。
その結果、排泄を踏んでしまうのは足の悪さや力の入りにくさ、バランスを保つために変な動きをしているからだ!とか
色々見えてくるものはあったのですが、一番は私自身があいちゃんという存在に頼ってきたからだと気付きました。
しっかりもので、頭の良い、いつも頼りがいがって、一緒に頑張ってきた。ずっと自分と同じ目線で過ごしてきた。
でも実際は私よりも何倍も速いスピードで老いていく。頼りにしていた存在がボケていく。

あー、これって親の介護問題と一緒なんだな。と気付きました。(実際は人間の方が大変かと思います)
他人だったら優しくできるけど、身内すぎて優しくできない、うまくいかない。距離がつかめない。
そんなことがあいちゃんに頼りすぎたことによって私の中に芽生えているからイライラするのだと気付きました。
問題は、あいちゃんではなく自分にあった。そう気付けてからはあいちゃんを同期と思いすぎず、特別扱いせず、
可愛いか可愛い相棒ちゃん、はるや幸やダノンと同じ!
そう思うと、全部が可愛く見えて時に失敗することも笑えちゃうようになりました。
でもやっぱり綺麗好きの子を汚したくない!ストレスを与えたくない!
今はいかに彼女の動きを先読みしてサポートできるか、あいちゃんに「やるやん!あんた!」と思ってもらえるように
そんなことに楽しみを過ごしています(*‘ω‘ *)

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